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2009-05-18(Mon)

『The Goepel』

 アメリカでは10月に公開されている映画、その名も「THE GOSPEL」。日本では公開されないのかなぁ。まぁ、されないでしょう。あの「Fighting Temptations」でさえ、2週間しか公開されなかった(打ち切りですか?)くらいだし。そういえば、「Blues Brothers 2000」も2週間で打ち切りだったな。日本は音楽映画にとことん冷たい。まぁ、巨大な音楽市場を持つといわれている日本だが、一般層から見れば洋楽のアーティストなんてほとんど知られていないも同然。音楽ファンならイヤってほど超メジャーなBeyonceですら、普通の人には大して知られていないと思う。Eric Claptonだって、せいぜい"シブくてカッコいい歌手"(ギタリストじゃないの)くらいのもんでしょう。そんな日本人がゴスペルなんてきいただけで、もう拒否反応起こすのは目に見えてるもんね。


The-Gospel-CD
O.S.T. 『The Gospel』
Zomba/Verity(2005年)



というわけで、映画は見ていないのだが、サントラだけ買いました。映画の内容も知りません。ですが、キャスティングは音楽ファンなら注目。だって、Yolanda Adams、Fred Hammond、Hezekiah Walkerという現代ゴスペルの巨頭に加え、Nona gaye(マーヴィンの娘)、Omar Gooding(「Fighting Temptations」で主演のキューバの弟)、Donnie McClurkin、Doloreth Winans(ワイナンス・ファミリーのお母さん)、Tamyra Gray(Kelly ClarksonやRuben Studdardを輩出したTV番組「アメリカン・アイドル」出身。ちょっと前にデビューしたばかり)。どーですか、すごいでしょ!? さらに、音楽監督はKirk Franklinです。これだけでブラックミュージックファンはこのサントラを買うでしょう(笑)

 さて、その内容は。新曲あり、焼き直し(カヴァー)あり、既発曲ありと、とっちらかり気味だけど、まぁ、テーマがハッキリしてるんで分かりやすいっちゃ分かりやすい。前半はラテン調の曲が続く。ゴスペル界のラテンブームはすごいね。もういい加減飽きてきましたが(笑)それは、ヒスパニック系の人口が黒人を越えたってことも関係してるんでしょうか。ラテン系の曲は威圧感もすごいので、ちょっと疲れます。そんな合間に挟まれて浮いてるのがRoberta Flack&Donny Hathawayの「The Closer I Get To You」でしょう。アメリカでもDonny Hathawayの再評価ぶりはものすごいものがあるね。この曲で一瞬癒されます。後半は大バラード(というかスロー)大会。カークの「Now Behold The Lamb」は大好きな曲だったので、Tamyra Grayの歌に期待しましたが、ちょっとハズしたかな。最後はロックンロールの「Put Your Hands Together」で盛り上がって終わりと。ひとつ言えるのは、クワイア的なものばかりを期待するとハズしますよ、ということ。今のゴスペルはサウンドもいろいろだからね。

 ところで、1曲だけ映画で使用されていない曲がある。それがDeitrick Haddonの「Change Is Gonna Come」。もちろんSam Cookeのカヴァーだが、どういう意味でこの曲を入れたのだろう。やっぱり象徴として? う~ん、映画は見てみたいと思うけど(予告編を見てると、音楽的にすごそうなシーンがいっぱい出てくる)、もし映画を先に見てたら、サントラは買わなかったかもなぁ。ちょっと消化不良気味というか、胃にもたれるというか。なんかすっきりしないぞ。映画、日本でも公開してください・・・。


Fighting Temptations
『Fighting Temptations』
Paramount Pictures(2003年)

ストーリーは平凡ですが、音楽シーンは見物多し。個人的なベストはO'Jaysがアカペラで歌う「Love Me Like A Rock」。ここにO'Jaysの実力を見ましたね。



Sisters Act
『天使にラブソングを(Sister Act)』
Buena Vista Home Entertainment(1992年)


最高です。心の底からハッピーになれる映画です。ただ、この音楽が全てゴスペルだとは思うなかれ。勘違いしやすそうなのもいっぱい。



Sisters-Act2
『天使にラブソングを 2 Back In The Habbit(Sister Act 2)』
Buena Vista Home Entertainment(1993年)



この映画に影響を受けた人がどれだけいることでしょう。音楽ファンだけでなく、一般の人にまで歌うことに興味を持たせてしまった大傑作。アマールくんの歌う「Oh Happy Day」、まだ若いLauryn HillとTanya Blountが歌う「His Eyes On A Sparrow」。ほかにも見どころがいっぱい。ストーリーも最高。



※追記

で、後日、日本でもDVDが発売されて、映画本編も見れました。これがものすごいいい作品でした。

The-Gospel-DVD
『The Gospel』(初回盤)
『The Gospel』(通常盤)
Sony Pictures Entertainment(2006年)

初回盤は映画に出演してるミュージシャンたちのライヴ(映画絡みのイベント?)DVDが付いた2枚組。ただ、このライヴ、あからさまに低予算のカラオケ・ライヴで、あんまり見る価値はないかも。映画本編だけで十分です。



 教会の息子が大きくなってR&Bシンガーとしてヒットを飛ばし、もう少しで売れっ子の仲間入りをするかどうかというタイミングで、父が病気との連絡が入る。そして、実家の教会に帰るところからストーリーは動き出す。教会"ビジネス"の裏側や利権問題、R&Bとゴスペルの間にいまだに横たわる差別意識。現代の教会の在り方など、なかなか面白い視点で作られています。でも、そんなに堅苦しいストーリーじゃなくて、そこに恋愛とか音楽とかいろんなものが絡んできて、低予算を感じさせない素晴らしい映画になってます。主人公の苦悩とか父の墓の前で懺悔するシーンなんか何度見ても泣けます。本当にストーリーの中心に信仰やゴスペルがあるので、ブラック・ムヴィー的な感覚でみるとちょっと違うかもしれませんが、これもブラック・カルチャーの一面。ぜひ、見てほしい映画です。


(2005.12.28/2009.5.18加筆修正)
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