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2009-04-25(Sat)

Make Up For Lost Time

 さて、今回は自分のバンドのレパートリーの中から1曲ご紹介。マニアックですよ。


 この「Make Up For Lost Time」という曲。ソウルファンにはThe Montclairs(モントクレアーズ)が'72年にPaula Recordsからリリースした曲ということでよく知られていると思います。


make up for lost time montclairsThe Montclairs「Make Up for Lost Time」
Paula(1972年)シングル






dreaming out of season
The Montclairs「Dreaming Out Of Season」
Paula/P-Vine(1972年)

オリジナル・アルバム。P-VineからCD化されてました。



montclairs paula recordings
The Montclairs「Make Up for Lost Time: The Paula Recordings 1971-1974」
Westside(2001年)

イギリス編集の2枚組ベスト。2枚組で出しちゃう根性がすごいです。



super sweet soul vol3V.A.「ウゥ、ベェイビィベェイビィ~スーパー・スウィート・ソウル Vol.3」
P-Vine(1993年)

毎度おなじみ、テリさん、ムーさん、ビリさんの3人が繰り広げる甘茶皿の世界。そんな中にしっぽりこの曲も入ってます。勝手に擬音入れるわナレーションいれるわで、純粋に音を聴きたいマニアには顰蹙もんでしょうが、そこは名の通った人たちの仕事。これはこれでしっかり楽しめます。




 モンクレといえば、やっぱりリードシンガーのPhil Perry(フィル・ペリー)なんですが、初めは彼がモンクレのメンバーだったことなんか知りませんでした。'90年代以降はソロで頑張ってますね。オレは'91年の「The Heart Of The Man」ってアルバムで知りました。この「Make Up For Lost Time」って曲、フィル・ペリーのディープなフィーリングは忘れずに、でもスウィートって感じのファルセットがたまらんです。でも、演奏はいまいちイナタさが残って、さすがルイジアナはシュリーヴポートなんて田舎のレーベルだなと思うわけです。そこがいいんですけどね。




 よりディープな人にはこっちの方が好まれるでしょう。Ted Taylor(テッド・テイラー)のヴァージョン。


jewel deep soul story
V.A.「The Jewel Deep Soul Story」
P-Vine(2001年)

踊る中年ソウルライター(失礼)、鈴木啓志さんが選曲したJewel/Paula/Ronnレーベルのディープソウル集。ライナーでも触れられている通り、"ディープ"ということが基準になっているために、モンクレではなくテッド・テイラーを選んだとのこと。


 テッド・テイラーの音源は'73年に"Ronn 72"というシングルがオリジナル。アルバム化はされていないのかな? 調べきれませんでした。サウンドはモンクレのオリジナルヴァージョンに比べ重く、ヴォーカルは全編ファルセットだがかなり力強く、よりディープなフィーリングが強い。このテッド・テイラーという人、実は50年代からのキャリアの持ち主。'55年から'56にかけてThe Jacks、The Cadetsなどのグループで活躍し、'57年にソロとなる。それから70年代末期までものすごい数の作品を残している。残念ながら1987年に交通事故で亡くなったようだ。




 で、そんなイナタい人たちの曲をなぜ可憐な乙女(持ち上げ過ぎ)に歌わせたのかというと、実はMiki Honeycuttという女性もこの曲を歌っているからなのだ。バンドでやるのも、もちろんこのミキちゃんヴァージョン。


make up for lost time mikiMiki Honeycutt「Make Up For Lost Time」
Paula(1976年)シングル





super sweet soul vol3V.A.「ウゥ、ベェイビィベェイビィ~スーパー・スウィート・ソウル Vol.3」
P-Vine(1993年)

実はこれにも入ってます。ライナーではビリさんが妄想を膨らましちゃってます。残念ながらAmazonでは見つからず。





 さて、このミキティなんですが、実は白人なんです。シュリーヴポートをベースに活動するR&B/ブルースシンガー。歌を聴く限りはかなり黒っぽいですが、じっくり聴いてみると、なんとなくカントリーの臭いがしてきます。アレンジはメジャー7th系のコードも取り入れて、田舎なりに洗練された感じ。スウィート・ソウル・ファンにはかなりたまらん1枚なんじゃないでしょうか。この曲いちおう、翌'77年に入ってからR&Bチャートの97位に2週間ランクインしているようです。ちなみに、シングル盤は安いですよ。せいぜい500円くらいじゃない?

miki image
↑ミキティはこんな人なのよ。'84年頃。バックはA-Trainのメンバー

 これより前の録音は確認できなかったので、これが初レコーディング? そして、'79年にA-Trainというバンドに参加します。最初のアルバム2枚ではバックコーラスだったようですが、その後リード・ヴォーカルに昇格します。このバンド、地元ではそれなりに人気があったようで、音はボニー・レイットにケイジャンなどのフィーリングを取り入れた感じ。R&Bというよりはロックな気がします。
A-Trainは4枚のアルバムを残し'85年に解散したようで、'89年にリリースされたアルバムはミキティのソロアルバムになっています。


soul deep
Miki Honeycutt「Soul Deep」
Rounder(1989年)

タイトル曲はクラレンス・カーターのカヴァー。ほかにヴァン・モリスンがいたTHEMの「Here Comes The Night」とかアーマ・トーマスの「Breakaway」(トレイシー・ウルマンの方が有名? フランスのアニエス・ロッティとか日本でもスクーターズもやってます)などもカヴァーしてるんですが、どれも痛い。どうにもカッコ悪すぎ。とほほ。



 それなりに美人なんだし、いい声してるんだから、ボニー・レイットみたいな感じのサウンドでやればいい線いくんじゃないかとも思うんですが。大きなお世話でしたね。
(2005.4.27/2009.4.25加筆修正)
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