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2012-04-10(Tue)

Prince「Warner Bros Years」紙ジャケ 10P

 殿下のワーナー時代の初期作品10タイトルがまとめて再発されました。日本とイギリスでのデビューから30周年の記念だというけど、なんか歯切れの悪いきっかけだな。

 天才少年から大スターへ、そしてセクシャルな異端児へ。アルバムをリリースする度に違う表情を見せ、大ヒット作の後にも平気で実験的な作品をリリースする大胆さ。そして、多くの作品では、作詞・作曲はもちろん、アレンジ、プロデュース、そしてすべての楽器演奏までを一人でこなすマルチ・アーティストぶりを見せる。音楽的には本当の天才としか言いようがない。唯一、映像だけはちょっとね。この時期のアートワークはまだ大丈夫(笑)です。

 今回はUS盤のオリジナル・アートワーク、レーベル、スリーヴ、それに日本盤の帯を再現。そしてSHM-CD仕様。なのに、今回もリマスターは叶わず。そのせいか、せっかくのSHM-CDなのに録音レベルが低いです。殿下のサウンドの特徴である"箱庭的な音楽"って意味では、パワフルな再生よりも少しこぢんまりしてた方が似合うのかもしれないけど、どうせならCDに合った音質をSHM-CDで聴きたかったなぁ。あとね、ライナーとか当時の復刻はいいけれど、ちゃんと新しいのも付けてくれないと。今と昔じゃ情報量がぜんぜん違うんだから。


2009年7月15日発売。[SHM-CD] [紙ジャケット] 仕様。


for you
「For You」
Warner Bros Records/Warner Music Japan(1978年)

18歳でのデビューアルバム。と思いきや、実は3才サバ読んでいたことを後に公表する。何にせよ、デビュー作にしてプロデュースまですべてを一人で作り上げた恐るべき作品。ってか、新人でよくそんな契約が取れたな。まだまだ後のロック色は薄いけど、ソウルっていうにも感覚が新しすぎる感じ。もし機材さえあれば、"ブラコン"っていってもいいような音を作ってたかもしれない。つまり、感覚を10年先取りしてたってこと。


prince
「Prince/愛のペガサス」
Warner Bros Records/Warner Music Japan(1979年)

ジャケはモロに70年代ソウルな雰囲気だが、早くも後年のプリンスにつながるサウンドが聴ける。ギターの使い方に個性が表れている。これが発展してロックっぽくなっていったと見ていいだろう。「Bambi」ではハードなギターが炸裂。ただ、これはFUNKADELIC系のギターなので、後年のものとはちょっと感覚が違う。大ヒット「I Wanna Be Your Lover」、シャカ・カーンでも有名な「I Feel For You」を収録。「Why You Wanna Treat Me So Bad?」も名曲。


dirty mind
「Dirty Mind」
Warner Bros Records/Warner Music Japan(1980年)

もともとはデモテープだったものを発売した作品。前作のヒットで新作が求められたということだろう。しかし、サウンドは完全に"ソウル"というジャンルを脱している。ジャケットの写真や「Head」「Sister」の歌詞などにも現れているように、セクシャル路線も始まっている。JBの進化系のようなファンク「Head」がカッコよすぎる。「Uptown」がヒット。「When You Were Mine」はシンディ・ローパーのカヴァーでも有名。


controversy
「Controversy/戦慄の貴公子」
Warner Bros Records/Warner Music Japan(1981年)

前作の「Sister」で出現したハネない8ビートをさらにロックに進化させた「Sexuality」が登場。さらに「Annie Christian」「Jack U Off」とニューウェイヴの香りのする曲も。反面、「Controversy」「Let's Work」のようなエレクトロファンク、そして、殿下のバラードを代表する名曲「Do Me Baby」ではいやらしいファルセットで歌いきってみせる。この曲はメリッサ・モーガンのカヴァーでも有名。岡村靖幸はこの頃の殿下にすごく影響を受けてるんじゃないかな。


1999
「1999」
Warner Bros Records/Warner Music Japan(1982年)

殿下の大ブレイクはここから。LPでは2枚組としてリリースされ、初の全米TOP10入り。400万枚を売り上げた。シングルも「1999」「Little Red Corvette」「Delirious」と立て続けにヒット。アルバムとしては、一度ソウル/ファンク路線に立ち返ったようなところがある。2枚組といいつつも1面に2~3曲という収録曲数から、12インチ感覚でクラブプレイを狙っていたのかもしれない。「1999」はいまだにクラブの定番として現在もプレイされ続けている。後のウエンディ&リサが参加。レコーディングには参加していないものの、この頃にバックバンドのザ・レヴォリューションが誕生している。


purple rain
「Purple Rain」
Warner Bros Records/Warner Music Japan(1984年)

殿下の(一般的な)代表作にして、24週間連続1位、最終的に全世界で1500万枚を売った大ヒットアルバム。やはり大ヒットした同名映画のサントラにして、プリンス&ザ・レヴォリューション名義での初作品。前作から一転、ロック色を全面に押し出した作りで、特にロック色の強い「Let's Go Crazy」と「When Doves Cry」が全米No.1に。「When Doves Cry」に至っては年間No.1シングルとなっている。この曲はベースが入っていないことでも話題になった。ラストを飾る壮大な「Purple Rain」も感動的な名曲。


around the world in a day
「Around The World In A Day」
Paisley Park/Warner Music Japan(1985年)

自身のレーベル、Paisley Parkの第1弾。「Purple Rain」と対称的な実験性を持った作品で、これをあの大ヒットの10ヶ月後に出してしまうのが凄い。実は「Purple Rain」と同時にレコーディングされていたマテリアルをアルバムのコンセプトに分けてリリースしたもの。サイケでポップなサウンドは「SGT Peppers」になぞらえて語られたりもした。殿下マニアにはこれが最高傑作だと言う人も多い。「Raspberry Beret」「Pop Life」というポップな名曲もあり。


parade
「Parade」
Paisley Park/Warner Music Japan(1986年)

「Purple Rain」の映画の成功に気を良くしたのか、自身の監督により「Under The Cherry Moon」を製作。そのサントラとして作られたのがこのアルバム。映画はラジー賞で5冠を達成する低調ぶりだったが、アルバムはいかにもサントラな曲もあったものの大ヒット。特に突き抜けているのが、全米No.1になった「Kiss」。この曲は殿下の曲の中でも特に人気のある曲の1つ。これはできれば12インチで聴きたい。この作品をもってザ・レヴォリューションは解散。


sign of the times
「Sign "O" The Times」
Paisley Park/Warner Music Japan(1987年)

これもファンの間では最高傑作との誉れ高い作品。もともとは3枚組で「Crystal Ball」というタイトルでリリースされる予定だったが、結局2枚組でリリースされた。この背景にはワーナーとのトラブルがあったようで、この頃から少しずつ溝が深まっていく。この頃になるとサウンドの分析がバカらしくなるほどあらゆるものが"殿下らしい"サウンドに消化されていて、ヒットだけを求める音楽ファンにはとっつきにくいものに感じられるのかもしれない。サンプリングやカヴァーなども多い「If I Was Your Girlfriend」や名バラード「Adore」ほか本当にいい曲が多く、ある意味、ここが音楽的なピークといってもいいかもしれない。ちなみに、同名の映像作品は、ライヴをベースにストーリー性を織り込んだもので、殿下の映像作品の中でも傑作といわれるもの。殿下のダンスのキレもすごい。必見。


lovesexy
「Lovesexy」
「Lovesexy」
Paisley Park/Warner Music Japan(1988年)

このあたりからアートワークが狂っていくわけですが(笑)「Sign "O" The Times」の後にブートレグで有名な「Black Album」(結局94年に公式リリースされる)が出るはずだったのが発売中止。これもワーナー側からストップがかけられたといわれている。そのアンサー的な作品として制作されたのが「Lovesexy」で、この過剰なジャケットのイメージはその反動というか嫌がらせだったのかも。しかもCDは曲のサーチができないように全1曲仕様になっていて、それは今回の再発でもそのまま。「Alphabet Street」「Glam Slam」ほかいい曲が多いだけに、これはなんとかしてほしいよな。


(2009.9.8)
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